リスクの取り方 2008 9 23

 ニュースで、
三菱UFJフィナンシャル・グループがモルガン・スタンレーへ、
巨額の出資をするというニュースを聞きました。
 要するに、
国内ではリスクを取らず、海外では積極的にリスクを取るということか。
 日本国内には、
21世紀をリードすることになる技術が多数埋もれている。
 しかし、技術力やアイデアはあるが、資金がないという状態でしょう。
つまり、たいていは、中小企業や零細企業だから、そういうことになる。
 結局、銀行は、科学や技術という分野は、さっぱり、わからないから、
同業のような分野で、リスクを取るということになってしまったのか。
 目利きができない銀行。
何が21世紀の成長分野だか、わからない銀行。
結局、同じような業種で投資をして自己満足している。
 「やがて、21世紀を制する技術」と言っても、結局、埋もれていく。
なぜならば、そんな技術があっても、当座の資金に困ってしまうだろう。
「従業員の給与の支払い、
いや、その前に、光熱費の支払いに困って」という感じでしょうか。
 エジソンというと、発明家として、発明王として、
世界のすべての人が知っているでしょうが、
実は、彼には、別の顔がありました。
借金王としての顔です。
 エジソンが発明家として成功するまで、
知人、友人が、いや銀行が、
次々と、研究資金を貸したのです。
おそらく貸し倒れとなった場合もあったと思います。
(なかには大損をしてしまった人もいたと思います)
しかし、エジソンは、アメリカ合衆国の繁栄の基礎を築いたのです。
 現代の日本にも、「エジソン」はいる。
しかも、複数。
しかし、今の日本には、「エジソン」を育てていこうとする投資家はいない。
投資家といっても、所詮、がり勉タイプの秀才だからです。
 一つの成功は、九十九の失敗の上に築かれる。
つまり、発明は、多数の失敗の上に築かれるということです。
しかし、がり勉タイプの秀才は、一つの失敗すら恐れるでしょう。



















































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